借金をしなくて済みますが、給料ファクタリングを使う際はご注意。

給料ファクタリングとは

近年、新しく登場したファクタリングの形態があります。
それは「給料ファクタリング」という個人を対象にしたサービスです。
企業が対象だった通常のファクタリングと違い、少額でしかも個人向けというのは斬新でしょう。

 

給料日まで待てない、どうしても今すぐお金が必要な人は給料ファクタリングという選択肢が使えるようになったのです。
キャッシングや消費者金融での借金ではなく、給料債権を売ってお金を手にすることが出来ます。
この新しい給料ファクタリングの仕組みやメリットを紹介するので、利用する際の参考にしてみましょう。

 

 

仕組みについて

給料と必要経費の計算

 

給料ファクタリングは、その名の通り給料債権を買取してもらうサービスです。
要するに、来月振り込まれる給料を債権だと考えて、これをファクタリング会社へ買い取ってもらうことなのです。

 

2社間ファクタリングが基本で、給料を支払う会社側へは伝えずに行います。
現金を受け取る仕組みもシンプルで、申し込みを行えば手数料を差し引かれた現金が手に入るでしょう。
給料額が分かる明細書などは必要になりますが、スムーズに手続きは終わります。

 

参考記事:多様化するファクタリングの種類

 

給料ファクタリングのメリット

給料ファクタリングのメリット

まず挙げられるメリットが、借金をしなくて良いという点です。
キャッシングや消費者金融からお金を借りる行為は借金となり、信用情報として残ります。
しかし、給料ファクタリングの場合は給料債権を売る行為なので借金という扱いになりません。
自分自身が持っている権利を売るだけなのです。

 

そのため、消費者金融で借金が出来ないブラック扱いの人でも利用出来るというメリットがあります。
消費者金融などで借金出来ない人は、給料ファクタリングで急場を凌ぐことが出来るでしょう。
借金をした記録を一切残したくない人にも有用です。
住宅ローンなど大きな借入をする前だと、借金の記録が残らない給料ファクタリングで乗り切るのもありなのです。

 

借金では無い現金の入手方法は、大きなメリットだと言えるでしょう。
給料日まで待っていられない人は給料ファクタリングを活用してみてください。

 

 

給料ファクタリングの注意点

注意点をチェック!

気を付けたいのは“手数料がある”という点で、その金額はファクタリング会社によって異なります。
給料ファクタリングの手数料は15%から20%ほどで、20万の給料であれば3万から4万の手数料を取られるでしょう。
これを高いと感じるか安いと感じるかは人によります。
借金をするデメリットを回避出来るなら安いですし、現金に困っている状況であればやや高いと感じるはずです。

 

また、ファクタリング会社によっては会社へ在籍確認などを行うので気を付けてください。
会社に給料ファクタリングの事実を知られると、印象が悪化する恐れがあります。
法律違反などは何もありませんが、給料債権を売っていると会社での立場を悪くするかもしれません。
会社へ連絡が行かないことを事前にしっかりと確認してください。